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夏休みの自由研究どうする?進め方からまとめ方まで徹底解説!

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夏休みの自由研究どうする?進め方からまとめ方まで徹底解説!

毎年夏休みに出される自由研究。何をどう進めていいのか悩ましいですね。

この記事では、自由研究の進め方からまとめ方までを解説しています。

なんとなく進めていた自由研究にも型があり、それを掴むと進めやすくなりますので、ぜひ参考にしてみてください。


もくじ

    自由だからこそ迷う自由研究

    自由研究は「自由」という名前だからこそ、何をするべきか、どのように進めるべきか迷ってしまいますよね。
    少しでも、迷いを減らすために、まずは自由研究を進める前に確認しておくべきことについて触れておきましょう。

    取り組む前に学校が指定する自由研究の条件を確認しておく

    第一に確認するべきことは、学校が指定する自由研究の条件です。
    せっかく気合を入れて作成したのに、提出物として認められなかったということは避けたいですよね。

    条件には、例えば、

    • 調べ物は研究に入るが、観察や採取のみは自由研究としては認められない
    • レポート用紙○枚以上

    などといったものがあります。
    学校だけでなく、学年によっても自由研究の条件が異なる場合もあるため、最初に確認しておきましょう。

    自由研究の種類

    次に、研究には具体的にどのような方法があるかがわからなければ、進められませんね。
    自由研究の手段には、
    実験、観察、工作、調査などが挙げられます。
    このテーマなら必ずこの方法というように決まったものはありませんが、テーマによっては向いている手段もあります。
    お子さまの自由な発想を元に、テーマと方法を掛け合わせて取り組んでみましょう。

    自由研究の目的

    お母さん、お父さんが子どもの頃は自由研究の目的を意識したことはなかったかもしれません。
    しかし、取り組む以上はしっかりとした目的があります。
    自由研究の目的は、主体的に課題解決に取り組むことです。
    課題発見から実践、振り返りまでを経験でき、その過程で主体性ややり抜く力、やり直す力、人との関わり方や論理的思考など、様々な力を身につけることができます。

    自由研究の進め方

    次に、具体的な自由研究の進め方をお伝えしますね。
    進め方は実はとてもシンプルで、

    1. テーマを決める
    2. 予想する
    3. 計画を立てて調べる
    4. まとめる

    このような流れになります。

    ゴールまでの全体像を把握してから進めることで、お子さまが今どの位置にいるかがわかりますね。
    どの位置にいるかがわかることで、次に何をするべきかという具体的な行動が見えてきます。
    自由研究に取り組む際は、お子さまがどの位置にいるのか確認をしてサポートしてあげましょう。

    以下の記事では、自由研究の流れについてより詳しく紹介しています。
    「夏休みの自由研究を通して 子どもの生きる力を伸ばそう!」

    自由研究のまとめる項目

    続いて、自由研究のまとめる項目をみていきましょう。
    自由研究は調べる行動がメインだと思ってしまいがちですが、その先がとっても大事なんです。
    相手に伝わるようにまとめて、初めて完成します。

    自由研究でまとめる項目は以下の7つです。

    • 研究のテーマやタイトル
    • 研究のきっかけ、研究を選んだ理由
    • 調べたこと(方法、道具)
    • 予想、仮説
    • 結果、考察
    • 感想、今後の課題、発展研究
    • 参考にしたもの

    1つずつ解説していきますね。

    研究のテーマやタイトル

    テーマやタイトルは、1番初めに相手に見られる部分です。
    発表を楽しく聞いてもらうためにも、クラスメイトの興味を引くタイトルがつけられるといいですね。
    例えば、みんなが気になることや、すでにみんなが知っていること(学校で習ったことなど)などと関連づけられると興味を持ってもらいやすくなります。

    研究のきっかけ、研究を選んだ理由

    次に、どうしてその研究を選んだのかを書きましょう。
    お子さまの素直な気持ちで大丈夫です。
    ここは研究のスタート地点となります。
    お子さまにどのような考えがあって、その疑問が思い浮かんだのかを書くようにしましょう。

    調べたこと(方法、道具)

    さて、ここではいよいよ実験や調査したことについてまとめていきます。
    誰もがもう一度同じ実験や調査ができるようにまとめるのがポイントです。
    使った道具や、時間帯、実験や調査の方法など、しっかりと残しておきましょう。

    予想、仮説

    次に、結果が出る前に予想をしていたものや、立てた仮説を書きます。
    予想をしたり、仮説を立てたりすることで、実験が終わった後の次の行動に繋げることができるのです。
    ここは発表の際に、先生やクラスメイトと一緒にドキドキできるポイントであるため、しっかり入れていきましょう。

    結果、考察

    調べたことや仮説を書いたあとは、結果を書きます。
    その後に、結果を踏まえた自分の考察を書くようにしましょう。
    結果と考察は混ざってしまいがちですので注意が必要です。
    結果は起こった出来事や見たものなど事実のみを書き、考察に自分の考えを書くようにします。

    また、この項目では、結果をよりわかりやすく伝えるために、棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフ、図、写真などを使っていきましょう。
    扱うデータによっては、習っていないグラフや図でも使用する方が分かりやすいこともあるかもしれません。
    その場合は、お子さまが発表の際にグラフの意味を把握し、発表できるように一緒に準備をしてあげられるといいですね。

    そして、実験などが失敗した場合も、記録として残しておきましょう。
    失敗も実験を通してわかったことの一つです。
    なぜ予想通りにいかなかったのか考えるきっかけにもなり、自ら修正する力も身につけることができます。

    今後の課題、感想

    研究を通してわかった今後の課題や自分の感想を書きます。
    課題に関しては、実験の結果をどのように生活に取り入れるかという視点で考えてみるとおもしろいかもしれません。

    参考にしたもの

    最後に、本や雑誌、新聞、ウェブサイト、論文など参考にしたものを書きましょう。
    情報の信頼度を高めるためにも参考文献は複数準備しておくといいですね。
    参考文献を提示する目的は、取り組んだ研究の正当性を示すことと、研究を聞いた相手が新たに調べる際に参考にできるようにしておくことの2つが挙げられます。

    自由研究をまとめる方法

    次は自由研究をまとめる方法です。
    また、まとめ方にも種類があり、それぞれ特徴があるため紹介していきますね。

    スケッチブックにまとめる

    スケッチブックは、スケッチや図など目で見てパッとわかるものを多く書き込む場合に向いています。
    横でも縦でも使えて、罫線もないため自由度が高く、見開きで使うと迫力が出ます。
    資料がたくさんあり、貼っておきたい場合にもおすすめのまとめ方です。
    まとめる前に大まかな目次を考えて、ページごとに記載する内容を決めておくとまとめやすいですよ。

    模造紙にまとめる

    模造紙は、一枚でコンパクトに研究の全体を知ることができます。
    掲示しておくだけで目にとまるため、研究を多くの人に見てもらうこともできます。
    模造紙にまとめる際は、下書きが重要です。
    スペースが足りなくならないように、初めに他の紙で全体のレイアウトを考えるようにしましょう。

    また、黒一色で書いてしまうと発表を聞く側からするとわかりにくくなってしまいます。
    重要な部分はカラーペンを使って目立つようにしていきましょう。
    色の使いすぎもまたわかりにくさにつながるため、3色ほどにすることをおすすめします。

    ノートやレポートにまとめる

    実験や観察記録はノートがおすすめです。
    日々の記録をそのまま、まとめに使用することができます。
    ノートにまとめる際は、あらかじめ実験や観察の流れを把握し、1冊のノート全体のどこに何を書くのか順番を決めておきましょう。
    決めた順番で、目次を書いておくと、お子さまがどこに何を記録するべきかわかりやすくなります。
    また、目次があることで、読み手も初めに全体像を把握することができます。
    読み手が全体像を把握しておくことで、実験や観察記録を整理をしながら読み進めることができ、より研究を理解しやすくなりますよ。

    立体作品

    標本や興味のあるものの模型などが立体作品になります。
    発表の際は、作成時にどこに力を入れたのかこだわりを伝えられるといいですね。
    その際には作品を制作する過程の記録もあると、より相手に伝わりやすくなります。

    まとめる際には聞き手や読み手の視点に立つと様々な工夫ができるようになります。
    そういった工夫ができると自分の伝えたいことも伝えやすくなるため、少し意識してまとめられるといいですね。

    低学年のまとめ方のコツ

    低学年だと、まだ自分でまとめることには慣れていないかもしれません。まとめる際には、お母さんやお父さんが全体像をみてあげて、このようにしてみるのはどう?などと、提案してあげられるといいですね。

    また、文章にも注意してまとめましょう。
    特に感情や思考と事実の違いがまだわからないことも多いため、そこもサポートできるポイントです。

    高学年のまとめ方のコツ

    高学年になると、徐々に時間をかけて研究に取り組むことができるようになります。
    そうすると、1つの方法でまとめきれないこともあるようです。
    その場合は、1つに無理にまとめようとするのではなく、複数組み合わせるとわかりやすくまとめられますよ。
    例えば、ノートやスケッチブックに日々の記録をし、発表用に模造紙を使ってみるなどです。
    立体物を作った場合でも工夫した点や難しかった点などを模造紙やノートにまとめておくと、発表時によりわかりやすく伝えることができるのではないでしょうか。

    また、自由研究は他の宿題よりも少し時間がかかることが多いですよね。
    そのため、途中でやる気がなくなってしまうことも十分に予想されます。
    この機会にお母さんもお子さまへの声がけを学んでみませんか?
    みらいいには言葉がけについての記事もありますので、参考にしてみてくださいね。
    「知っておきたい! 子どものやる気をグングン伸ばす「言葉がけ」とは!」

    自由研究はお子さまの成長とこれからの可能性を感じられるチャンス

    自由研究は、お子さまのこれまでとこれからをみることができる貴重な機会です。
    お子さまがこれまでしてきた経験の結果、何に興味を持ち、物事をどのように捉えているのかを知ることができます。
    また、課題を発見し、自分で計画を立てて、やり切るというたくましい姿をみられる貴重なチャンスでもありますよ。

    自由研究の進め方とまとめ方を事前に把握して、親子で楽しみながら取り組んでみてくださいね。

    もし、研究の課題が見つからない場合は、夏休みという期間に、プログラミングに挑戦してみてはいかがでしょうか?
    こちらの記事では夏休みの自由研究でも取り組めるプログラミング教材を紹介しています。
    「子どもにおすすめのプログラミング教材6選!特徴や選び方もチェック」

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